[あやめの花の容(Fleur de Lis)をした槍を杖代わりにして。相棒の拓いた途に続き、高きにて待ち受ける七大蛇を目指す。世界の脅威に挑む玲緒が身に纏うのは、ベルティルデの用意してくれた胸甲と、幼き水精の祝福を受けて編まれた水の紗幕の外套。そして――心づくしの柘榴石のタリスマンだ。軽装の部類とは言え、流水の加護とパートナーの想い。重ねられた祝福が物理的にも精神的にも玲緒を支えてくれている]