― 王都陥落の日:玉座の間 ―[今後について思い巡らせていた思考は、入ってきたものの言葉によって中断した。] 王子を捕えたか? ああ、もう死んだのか。[闇エルフと人間、そして生首の順に視線を動かして言う。] ならばその首は父親の横にでも並べておいてやれ。 親子の再会だ。さぞ喜ぶだろうよ。 それで、貴様はなんだ?[第一王子の首を持ってきたという人間を眺めて、ごく短い問いを投げた。]