>>194
[何もおかしいことはない、という言葉にそうなんだ、と笑みが零れる。続く言葉に耳を傾けようとしたらぐっと抱き寄せられて、またずーんと腰辺りに甘い痺れが走った。
オジサンという発言には笑いながらゆるゆると首を振って否定して]
枯れて…?
[言葉の意味を解すのに暫し時間がかかっていたら、求めている、と言われて]
(タクマさんも一緒なんだ)
(タクマさんも私を求めてくれてるんだ)
[密着した部分から伝わるタクマの鼓動や吐息に目眩がしそうで。もぞ、と脚を動かせば腿の間でぬるりとした感触がして、それが何か分からずとも女は羞恥に頬を染めた。
もどかしく、切ない衝動に駆られたオクタヴィアは、目の前にあるタクマの着物の合わせ目から覗く肌に口付けたかもしれない]