― 天の御船 ―[上昇する宇宙船に対しては、まずは大天使が高く留め置いた一軍が動くだろう。>>155だがあるいは、宇宙船の速度に対して少し距離が足りず、完全に上を塞ぐ形とはなり得ないかもしれない。御船の外に降りていた天の子は、周囲の天使たちを呼び集め、迎撃のために少し高度を下げた。] 師父が不在の間に、ここを通すわけにはいかない。[静かに決意を呟けば、感応した天使たちが守りの陣を敷いた。*]