人狼物語−薔薇の下国

483 翠龍幻霧 ─天霊遺跡封印行─


公子 セルウィン

そも、普通の人間の一生などでは計れぬ話だな、それは。
人の世の在る限り、争いは止まず、神ならぬ人の身に「負」の心を完全に捨てる術は無い。

[ 冷たくも響く声で、そう断じてから、腕組みして目を細めた ]

神代の封を修復したからとて、一度壊れたものは、元の封と同じ強さは保てぬのではないか?

可能な限り、世の乱れを届かせぬため、この地を不可侵としたのは判る。だが、動かぬ水は腐り、動かぬ大気は澱む。

「負」の気を届かせぬだけではなく「正」の気を巡らせる事も考えてはどうだ?

(196) 2017/08/12(Sat) 22:21:22

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