人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


独立解放軍盟主 ディーク

[前に立つマーティンの背中越し、視線を振って周囲を見る。

橋の上では軽歩兵たちが奮戦している。
その前に立ちふさがる敵騎馬隊もまた、不退転の気迫みなぎらせていた。
橋の手前には、幾度も繰り返した攻勢を経て、なお動かぬ敵本陣。
その傍らには歴戦の将の姿がある。
平原の向こうでは、太陽がゆっくりと地平線に近づきつつあった。]



  ───…………。  … 退こう。


[長い沈黙の後、言葉を落とす。]

(196) 2016/02/18(Thu) 01:37:00

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