約束?あぁ、そうでしたね。
私としたことが、私からあなたをお誘いするべきでした。
[会いたくないと言ったり、誘うべきと言ったり、正反対なことを言っているが男の矜持としては仕方ないんだろう。
重い空気>>178を軽くする術を彼がわかるわけなく、むしろ、苦々しい顔をしてはさらに空気を重くした]
もしーー、今回の一件であなたが私を見限るならば、
甘んじて受け入れます。まだ、引き返せますよ?
[まだ正式なやりとりなどしていない。
二人は他人に戻るのも容易いことだろう。彼の母親ももしかしたら、そちらのほうが喜ぶかもしれない。
しかし、彼女を妻に迎えようと決意した彼の心にはぽっかり穴はあくだろう*]