…ああ、すまん、助かる。
[ 固定を完了し手渡された薬>>182は押し頂くようにして感謝を口にした。
ここから先は撤退選になる。肋骨が折れた程度で怪我人面をしていられるほど悠長な戦場ではないのだ ]
胃を壊すと酒が呑めなくなるからなあ、出来るだけ気をつける。
[ その方が喜ばれるんじゃないか?と周囲で聞く者がいれば思ったろうが、男としては至って真面目な懸念だった。
そして、暫しの沈黙の後、告げられたシロウの言葉に>>182男は僅かに瞠目する ]
ああ、確かにあの人は凄い。俺の命が今在るのはあの人のおかげだ。
[ しみじみと噛み締めるように口にしてからシロウの顔をじっと見つめた ]