ではほんの少しだけ これはアルコールはほとんどないのよ。[やんわりと告げリーゼロッテにクリスタルグラスを差し出す。>>186 とろり、とした蜂蜜酒がグラスに注がれる。 指三本よりは少し多めに注いでしまっただろうか] [サシャが応じれば、たっぷりと注いだことだろう] [彼女の父親を忍ぶような赤茶色の髪を見詰めつつ、新たな来訪客の訪れを告げたのはアレクシス>>187の肩に止まった黒い仔] ――…大人、でね [ふふ、と鈴が鳴るように嗤う。 無垢な瞳を湛えたまま、艶然に*]