ありがとうございました、アサド殿。これで無事にお役目を果す事が出来ます。[心臓を取り出すと、改めてクレステッドに礼を述べる。何もない空間からガラスのような球体を呼び出すと、その中へとバランの心臓を押し込む。表面はシャボン玉のように柔軟なそれは、外側から心臓を入れると張りと固さを持ち。それでも風船のように、フワフワと浮いていた。]