[彼女の噺を聞く唯、ただ耳を傾け。決して遮る事をせずそして。自分もまた話始めよう――今考えている事。そして今、決めた事] フリーデルが占い師なら ……好いた男に嵌められりゃ、そうだよな この村での生きる意味を。心のよりどころを シモンに見つけてりゃあ、泣きたいだろうな[ああ、フリーデルを嫁にって勧めなければよかったのか?それが切っ掛けだったら、俺が悪いんだろう―――いや、違うな。きっと何度同じことを繰り返しても俺はシモンとこいつが幸せになってくれる未来を夢見るんだ]