人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍提督 ゲオルグ

― 旗艦ヴァンダーファルケ ―

 ああ、忙しいところすまんな。

[やって来たシロウへと、まずは労いの声をかける。
シロウは軍医ではないとはいえ、医療を以って将兵を救う男だ。必然的にその仕事は、戦中、そして戦後にもっとも忙しくなる。それを重々承知で、しかしその上にも呼び出した理由があった。]

 お前さんにひとつ、頼みがあって来て貰った。
 知っての通り、モルトガット帝国皇帝から一時停戦…
 まあ、ほんの一時の話だが、停戦の申し入れがあってな。
 受け入れることにした。

[端的に告げられるのは、会見の経緯。
枝葉は省かれ、結論を淡々と口にしていく。]

(195) 2015/11/11(Wed) 17:43:25

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby