− 川の北岸 −[ローランドが、見出したものの名を告げる。カレルもまた、その視線を辿り、鋭き風の如き闇の刃の舞を見た。ローランドが躊躇なくカレルを庇い、放たれた闇の刃は容赦なくその身体を傷つける。互いに強い意志を示した衝突だった。] ── ローランド、 借りておくよ。[エルフに彼の治癒を任せ、カレルはひとつ頷いて、エディの方へと近づいていく。]