[駆けつけた先では、佳境に差し掛かった所だったか。
神妃の歌声は日頃聴く機会は多くはあるが、>>146共に舞う応龍当代の艶めいた色が合わさる故か常にも増して幻想的に響いている。
花弁を舞わせながら薫る風も、その一助となっているのかもしれないが。
呆けた様に見惚れている間に歌舞は終わりを告げて、>>147先に舞台を降りた応龍当代が神将に声をかけたのに慌てて頭を垂れた]
お初にお目にかかります。
玄武神が眷属、冬花のイングリッドと申します。
流麗な舞、拝見できて光栄にございました。
[レトとウルズの挨拶が終わるを待って、自分も名を名乗り歌舞の礼と感謝を伝えた後。
同じく舞台から降りてきた神妃にも礼を向けた]
ただいま戻りました、姫様。