人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


魔王 ギィ

― 橋北側 ―

[巨人の血走った目が竜を捉える。
再度の咆哮を上げると、巨人はドラゴンめがけて、手当たり次第に近くのゴブリンを投げつけ始めた。

一方、竜の炎で数十、あるいは数百の妖魔らが消し炭になり、その数倍のものたちが驚きおののいて逃げ出そうとする。
しかし、大群の勢いが止まることはなかった。

逃げ出そうとするものを呑みこみ踏み潰して前進する。
さながら生きた雪崩の如く。]

(195) 2014/09/19(Fri) 22:37:40

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