[結局シャワールームにはカークに同行して貰い仮眠をとっていた。硬い床で寝るのは慣れている。開発室の床だってコンクリートだし、子供の頃だって脆い木の板の上で寝ていたのだ。これくらい、なんてことはない。そうして、機関室の奥で毛布に包まるように眠りについて…数時間が経っただろうか。がらんがらんという金属音と、何やらノイズらしき音で飛び起きる]――な、なに!?どうしたの!?[焦点が合わずに暈けた瞳で見渡すと、リエヴルが通信機に叫んでいた。]