[陣よりも前方に立ち位置定め、影を手繰り、地より湧き出す異形を薙ぎ払う。広範囲に広げられた薄墨色は、探知と攻撃をほぼ同時に発動させるもの。やがて術は完成し、先ぶれのように空から影が落ちる] ……ま、あちらは任せるとして。[小さく呟き、意識を地へと向ける。巡らせた影に、異様な振動が伝わる。来るか、と思うのと、亀裂が>>174走るのはほぼ同時]