[一か八か突撃を仕掛けようとしたものの、足が思うように動かず膝を着いた。
そうしている間に、突風>>191が水柱を吹き飛ばし、その向こうに竜に乗ったコンラートとアリーセの姿が見えた]
[シュテルンとの間に割り込む影>>125を見て、ほっと安堵の息を吐く。
牽制する姿を背中から見つつ、問い掛ける言葉>>126には頷いて]
はい、あの方はかつての――けほっ
[長時間術を使い続けた弊害か、咳き込むのを堪え切れずに、言葉が途切れた。
手首で口を押さえるようにしながら、素早く息を整える。
何故だかシュテルンには、そんな姿を見せたくなかった]