[最初の様子から、パメラの死そのもの、伏せるつもりだと認識していた>>166。
だから、ヨアヒムが、明言する形でリーザにそれを告げた時は、ぴくりと眉が動いたし、それを、言語学上でのみ理解してそうな少女に、軽く無言を貫いたが>>169]
…リーザ、元気だったか?
…ちょっとあいつ等は今から忙しくなりそうだから。
俺達はあいつらの邪魔に成らない様に。
そうだな…レジーナの所にでもいって、ご飯の支度でも手伝おうか。
あぁ、ジムゾンさん来たんだ。
ディーターも。リーザはこっちに任せられた。
[その場には、共に宿屋に来た兄の姿もいたろうか。
どうするかは、兄の自主性に任せる事にして。
無難に堅実に、食事の手伝いでもさせて気を紛らわせよう、という決定を持ち出したのだった]