[鉄底族、と呼称されるドワーフの一部族は、かつては光の側に属する亜人であった。
しかし、彼らの里が魔に襲撃され、多くが奴隷として連れ去られてのち、彼らの精神は闇の側へと傾いていくこととなる。
奴隷身分から脱したのちも、彼らは戦いと略奪を糧としてきた。
力こそが全てであり、誰よりも強いものを族長として従う彼らは、恐るべき戦闘部族として知られている。
今回のモンテリー・レオヴィル征略にあたって彼ら鉄底族は、魔王の勝利の後にはサンソー周辺にある坑道を部族の王国にしてよいという条件で従軍している。
再び自らの王国を持つことは、彼らの悲願でもあった。]