んな、落ち込むなよ。
[言いながら、彼女の耳許に顔を寄せてかぷ、とその長い耳を甘噛みする。
普段ならそんなことはしないが、まあ身体はともかく精神的には幼い様子だし
さっき指を食まれたお返しだ、と慰め半分、戯れ半分に唇で食む]
[そんなことをしていると、ぐぅと彼女の腹の音が鳴る。
そう言えば、まだ朝飯食べてなかったなぁと思い出して]
…そういや、まだ試してなかったな。
[そう言って、手にとったのは
さっき相方のぬいぐるみから渡された魔法のステッキ(龍の子談)]
……そらよ。
[ぶっちゃけ信じてはいなかったが、
せっかくだ、少し遊んでみてもいいだろう。
手にしたステッキを、ちょうどバスタオルを脱いだ彼女に向かってふってみれば]