人狼物語−薔薇の下国

263 修学旅行試験


高殿 幸久 フェリクス

[そうして、程なくすればやってくる湯葉膳。

手桶に収まる汲み上げ湯葉は、ふるりとしていながら蕩ける食感と大豆の甘さが旨味を引き立てる。
添えられた胡麻豆腐は色も味も見るからに濃く、舌で滑らかに潰すと鼻から胡麻の風味が抜けて行く代物だ。
それに味を良く染み込ませた根菜のおばんざいと、秋の炊き込みご飯が付いてくる。
京野菜を使った蕪の香物も箸休めに丁度良く、締めの豆乳チーズケーキも自家製。
品数が多い分は量を抑えて、胃袋と財布を気遣ってくれる。

案外プランとしては悪くないのでは無いだろうか。
長男として生まれた業か、仕切りたがりの気がある提案者は、両手を合わせ、頂きます。と声を通した。**]

(195) 2014/10/19(Sun) 02:39:26

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