− 北への進軍 −[そんな陶酔を打ち壊したのは、ウェルシュの来訪だった。>>166それはもう見事なまでに遠慮なく輿へ乗り込んでくる。思わず上体を引いたら乗っかられるような形になって辟易した。力づくではどうあってもウェルシュに敵いはしない。]