ありがとう。…リーザは本当に働き者だな。
教会の方達も、さぞ助かっているだろう。
[少女が教会で暮らす事情は。
小さな村のこと、全く知らぬわけではなかっただろうか。
申し出>>189に、労うように微笑むと、皹に障らぬよう、
手に持っていた羊乳の瓶を、一本だけ渡そうとした。
促され教会へ向かう途中、ふと、
ニクスが少女のポケットの辺りの臭いを嗅ぐ様子に、
ハンカチにしては、膨らんでいるような…?と思うも>>189。
その時には、それ以上の思考には至れずに。
ただ、今朝の少女の様子が、常とは何処か違うような気のするのに
訝しみと案じる気持ちを半々に感じつつ、白い吐息と共に琥珀を眇め、教会へ*]