――コンラート!
[近くの青年の名を呼んで、シェイを任せるという意を送る。
フィールド効果で属性相性は軽減されるが、彼女の相手はセルウィンには相性が悪い。
尤も、わざわざセルウィンが呼ばずとも、彼はシェイへと向かったようだけれど>>193
同時に、セルウィン自身は右手に残ったヴァイオリンの弓を振り上げた。
まるで指揮でもするかのように、中空に先端を滑らせる]
万華鏡の
[声を張ると、セルウィンを取り巻くように8(10x1)つの星屑のような光が浮かぶ。
キラキラと輝くそれは、数秒後には成長して、虹のように色を変える光の花となった]