―――くっ、…ま、だ…いける!![氷竜の攻撃は白竜の脇腹を強く打ち付け。その勢いは落ちていたとは言えコンラートの左腕をも打ち付けた。しかし耐えたおかげで距離は空いておらず、間近に少女はいる。痛みを堪え槍を素早く少女へと向けて振り抜こうとした。瞬間、痛みに低く呻き眉が寄る。僅かに鈍る動きと精度、それでも最後まで手を緩める事なく切っ先は少女を目指して振り抜かれた。]