[名を呼ばれる。何事かという風に、チャールズの言葉に耳を傾ける] フォスター殿の主と、会見……。[それを繰り返して呟く。叛乱軍の首魁、と口にしなかったのは、目の前の相手に対する敬意だ。ほんの僅かの間、戦い、言葉を交わしただけではあるが、彼の堂々たる威厳と清廉潔白であろうと推測される人柄は、叛乱軍と呼ぶには似つかわしくないように思えた]