そうだよ。
僕の…… 船で、部隊のみんなを連れてきた。
[かくして二度目の対峙が始まる。>>167
正確には“少年の船”ではなく“少年の操縦してきた船”だが、
そこは、そう、少しだけ見栄を張りたくなったというやつ]
それにしても遅かったな。
[決して待ち合わせなどしていないのにそんな言葉をかけたのは、
てっきりマリエッタがティユル河――水場の近くに配備されていると思っていたせい。
マリエッタや彼女の仲間達を責める意図はないのだが、
色々遅きに過ぎると、そう思っているために声には苦いものが滲む]
船からは離れちゃったし……。
それに、
仲間が一人、捕まっちゃったんだ。