[表情筋―――すなわち筋肉を硬直させながら、しばし悩むようにして答えてくれたヴェルザンディ>>154。
その後に答えてくれる言葉>>156を聞いて、幾度か頷く]
…やはりそういうことだな。
[言われた言葉、だいぶ遠回しにいってくれていたが、意味は伝わるし気を遣ってくれたのもわかる。]
確かに私にはそういう感性が足りない。
例えば華やかな装飾を見てもその装飾でいくつの兵馬を用意できるか、そういうことを考えてしまうものだからな。
[自分の考えは実利によっている自覚はある。それ自体を厭うわけでもないが、音は音として聴いている。でないとそれにあわせて踊るというのは不可能なわけだが、彼らと同じような楽しみかたをしているかというと違うような気はしている。まあそれ故に妹含むファンたちの前で聞けないというのはあった]
だがな。人を感動させ笑顔を作る、ヴェルザンディの歌と踊りは――その裏での努力も含めてすごいと思っているし、私なりに楽しんでもいる。
[そんな感性に一種の羨ましさも持ちながら、楽しんでいないわけではないことは伝えるのであった*]