― 霊王の領域 ―[降下する若き騎竜師が紡ぐ言葉>>192が微かに届く。その意は知れぬけれど、それが大切な言の葉なのは感じ取れていた] ……ああ。[僕の、ではなく、僕達の力、と。>>193そう、言い切る様子に、自然、口の端が上がった] みせて、もらう……きみたちの、全力![宣と共に立ち上がりつつ、勢いを乗せて大剣を振り上げる。接近から動き出すまではほぼ同時。けれど、ほんの少しだけ――突きの一撃が、先んじた]