[道すがら、クリフにそっと声を掛ける。玄武神の術で傷が癒えたようなのには安堵して。]――お疲れ様でした。今度は、クリフ様の力をお借りしましたね。[一度目は玄武神に導かれ、二度目はクリフが己の力に乗せ、三度目は己がクリフの力に重ねた。]出会ったばかりの方に力を乗せる経験は浅かったのですが、クリフ様なら安心できました。[背は未だ己より低くとも、裡に確かな力を秘めている相手だと、認めている。]