――展望ラウンジ――
あっ……早かったですね。
[通信機を切ってから私の大好きな風景>>1:340を見て待っていたのですが、数分も経たず彼は現れました>>192。
彼が現れると手を振り、隣へと促しました。]
どうぞ。煙草も久しぶりじゃないのですか?
……厳密に言えば久しぶりというほどの時間でもないのですが、不思議な感覚ですね。
[普段なら煙草を吸っていいか、と聞かれたら「またそんな不健康なものを」と嫌味の一つも零しているのですが、全くそのような考えには思い至らず、頷き]
……あの、少し前までの仮想現実ではありがとうございました。
色々と、助けていただいて……。
私、ずっと見ていたのです。
[呼んだ理由を告げようと。
先程は謝ることしか出来なかったので、今回は、その逆。*]