……今の状態で答えられるのはこれくらいだ。それでも貴女が橋渡しを願ってくれると言うのなら、私も出来うる限りのことはしよう。[王女と言う『個』を受け入れ切れている、とは言い難いが、正面からぶつかって来ることに厭う思いは無い。彼女なりに考え、真っ直ぐに伝えてきていることはこの会話の中でだいぶ感じ取れた。シロウが話してみると良いと言っていたのは、これを感じ取ったからだろうか]