[だが相手も戦場を渡っていた傭兵。初手に打撃を受けたが譲ったが号令をかけて、あちらも三方に対処するようにその場その場での対応を始まる。眼前の敵をメイスで兜ごと叩き潰しながら、持ち直され果敢に反撃を始める場所もいくらかある。]
さすがにこれだけじゃ無理か。っと……そろそろか。
[精霊術師の詠唱が聞こえる。不自然であるとすれば、同じ文言を同じペースで、同時に複数人が詠んでいること]
盾掲げろ!!巻き込まれる前に退くぞ!
[もともとはラートリーに捕縛されたときを鑑みて、騎竜対策としての手段として他国を渡ったことがある傭兵らの技術を三カ月…それこそつい先日まで鍛錬を積ませていたもの。一個の単体ではなく複数でもって強力な術を放つ。戦場用の精霊術。
精霊の力が一斉に集うのは、この戦場にいる精霊術者>>192にはいち早く伝わるだろうか]