それでしたら、材料は宮の厨にある分を分けてもらうだけで足りましょう。あ、けれど彩りに桜の砂糖漬けを乗せても良さそうですね。売っている店が城下にあると冬花から聞きましたし、後で見て参りましょう?[>>187共に作ろうかと悪戯に笑う顔も、自分には良く見せてくれるものだけれど。何時まで経っても愛しさにときめくは変わらぬものだと思いながら、睦言に首を傾げて見上げれば夫からはどの様な声が返ったものか。どの様な答えが返ろうと、二人共にいる事は変わらないけれど**]