― Nルーム ―
[ Nルームにアデルを運んだ後、
カサンドラ>>176の花を待つ少しの間。
彼女が店内で眠ってしまったとは知らず>>192
カレルが蓋を閉じる前のコクーンに眠る
アデルに話しかけるのを聞いていた>>181けれど
遺体の瞳が閉じられるのを見届けて、
…二人で両手を組んで黙祷を捧げたその後に。 ]
少し聞きたいことがあるんだけどね。いいかな。
[ そう言ってカレルへ声をかけた。
彼女もまた、ロー・シェンに
聞きたいことがあるとは知らず。>>2:299
首肯の意味らしい頷きが返ってきたなら ]
……さっきのことだけど――――。
[ 言葉を止めて、
じっと、空色の双眼を見つめた。 ]
ソ…君のお兄さんの話…、その、ご愁傷様だったね
[ 彼女との関係を"なかったもの"として接している以上
はっきりと名前を口にはできなくて。
無難な社交辞令の言葉をかければ、一瞬沈黙する。 ]