[視線が交わる。そこから男は自身の何を読み取ったのだろうか。きっと伝わっていると思った。仰ぐ旗は違っていても、同じように主君に魅せられて。その為に命を賭けて戦う。生まれ育った国も、年齢も、選びとったものも、何もかも違う男と。それだけが唯一、理解しあえることなのだ]