― 第二艦隊/戦場南側 ―[海面にカーブを描き終えた旗艦の船首が南を向く。僚艦もその後ろに続いた。戦艦同士、巡洋艦と小型艦同士の激しい戦闘に背を向け、新たな敵に備える。やがて、水平線からせり上がるようにマストの先が覗いた。>>177最初の一本から、左右へ次々にマストが現れる。その数、七。] これは。 ずいぶんと隠していたものですね。[あの隊列の中に水上機母艦が含まれていないとすれば、相当な戦力だ。]