あ?…なんだそれ。
[嘘つきエルフは、のくだりでぷっと軽く吹き出す]
大丈夫だ、
俺は嘘をついたことはあるがそんなもんになったことはないし、
それにエレオノーレが美人だっつーのは嘘じゃねえよ。
[言いながら、頬と唇にそっと触れ、指先を這わせていけば、
どこか不安そうに眉を寄せながら、そっとこちらの指先を食む。
なんとなく嗜虐心をそそられる表情にくす、と小さく笑みが溢れるが]
リヒャルト?
[はて、誰だったかと思案して。
教会の若い神父が同じ名前だったと思い至る]
……ふぅん、あいつとも知り合いなん?