―展望ラウンジ―
[場所を聞けたなら>>191適当に身繕いを整え、
何事もなかったように身を翻しただろう。
…ただ、窓の淵を通り過ぎざまに名残惜しく、なぞって。]
[――運のいいことに、
ダーフィトの居た廊下と展望ラウンジは離れていない。
ベルがその場から動かずに入れてくれたなら、
大の男の足ならばそう待たせずに会うことが出来ただろうか。]
よお、さっきぶり。
[目的地へと着いたならまず挨拶を。
何か頼む気にもなれなかったので、]
煙草吸ってていいか、
[と、断りを入れた上で、返事がどうでも
何用かと視線を向けてみることにしようか。*]