[父親は航海から帰って来たら会わせる、と言ってくれたので、素直に信じて、コクリと頷いた。]
……ボクに下さい。
あのぅ、……そのぉ……それってぇ……。
ラフィさんがぁ、そのぉ……私を、お嫁さんにぃ…って思って良いですぅ?
[自分の親に自分を下さい、と言いたいと聞いたら。
それは、ラフィが自分を嫁に貰いたいのか、と思ってしまって。
でも、ハッキリとプロポーズをされてなかったので、本当にプロポーズなのか、と確認をしてしまう。]
本当にぃ、お嫁さんにぃ……なって良い、ですぅ?
[目元を拭われても、目を潤ませるのは止まる事は無く、ラフィを見上げながら彼から視線を外さず、真剣に見つめていた。]