人狼物語−薔薇の下国

263 修学旅行試験


皇 大河 タイガ

― 翌日・奈良公園 ―

[バスを降れば、晴れ渡った空の青が寝不足の目に痛い。

隣に佇む無言の炉の気配に、小さく息をつく。>>151
今日は自由行動でいいだろ、と班員に言われてしまえば頷く他なく。
不機嫌のとばっちりを食らわないよう、逃げて行く姿を恨めし気に見送る。

昨夜の脱衣所の椅子には、同じく湯当たりしたらしい生徒がいたが。
そちらは意識もあったので他の生徒に後を任せてしまったけれど、騒ぎにもならずしばらくしたら自分で部屋に戻ったと聞く。
逆上せる程、湯船で何やら考え事をしていたらしい。

炉もそうだったのだろうか。]

(192) 2014/10/23(Thu) 20:46:11

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