『これ以上、歪みを増やす要素は入れたくないんだよねぇ。 ……だから、力づくでも帰ってもらうよー』[宣する妖白狼の口調は緩いが、気配は鋭い。やる気だ、というのがはっきり伝わってくるそれに、姫騎竜師は軽く唇を噛み] ……そっちがその気なら、こっちだって相応に応じるだけだ。 みんな、突破するよ! 遠慮はいらないから、思いっきりやっちゃって![それでも、ここで立ち止まる事はできないから、と。迷いない声でこう、宣していた。**]