人狼物語−薔薇の下国

381 四君子繚乱


柊の氷華 ジークムント

[領域には生命なき枯木の纏う樹氷もあるが、今少女が辿り着いた場は、生命ある柊の下。
 足許より氷に覆われながらも、少女は身を捩りその樹を見上げていた]

[それに思う所でもあるか、心の読めぬ氷神には知る術はない。
 ただ、音として発された言葉>>176のみが届く]

 そうか。

[呼気に籠る熱すら消えつつあるが、こちらを睨む眼差しは最後まで強さを失わず。
 それを氷神は、正面より逸らすことなく受ける]

 ――望み通りにするのだよ。我が僕。

[意志を確かめ、最後の言葉を待った。
 そこに籠もる一片の熱すら、余さず凍り付かすために。
 そして眼差しは、罅割れた唇へ移る**]

(192) 2015/10/04(Sun) 02:38:05

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