人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


変わり者 アレクシス

 吸血鬼だって完全無欠じゃないんですから、最期の時を考えたっていいでしょう?
 私たちはただ静かに生きているだけだというのに、君たちのような存在が、勝手に命を奪いに来ますからねぇ。
 考えることも多いんですよ。

[自身の命を狙うのは、人間よりも同胞の方が多いのだけれど。
しかしそれを口にすることはなく、淡々とした言葉>>142に肩を竦め、ぎち、と引き寄せられる剣に抵抗するように髪が軋む。
擦れ違うために近寄る彼の気配に隙はなく、笑みを湛えたまま言葉を紡ぎ続けた。]

 よければ、教えてくれませんか。
 君はなぜ吸血鬼を殺そうとするんですか?

[浮かんだ興味をそのままに、横を通り過ぎようとする彼に尋ねる。
未だ剣に髪は絡んだまま、答えを得るまでは離さぬと、言外に伝えていた。]

(192) 2014/02/19(Wed) 22:20:43

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