本当、に、お前は馬鹿か?!
[ 王国軍と話をつけて、仲間と再び合流したのは、丁度、漆黒の魔獣の襲来によって、クロートが重傷を負い、カヤに救われた直後のこと ]
お前の身は自分だけのものじゃないんだぞ、いい加減にそれを自覚しろ!!
[ 口にするのは、悪態だが、青ざめた顔と固く握りしめた拳が表すのは、その場に間に合わなかった己への怒りと後悔の念、だとは、フラン辺りには明白だったか ]
カヤ、お前もだ。だから無茶をするなと...いや、お前が居なければクロートが生きてはいなかったことはわかる。...よくやったと、思う...思うが...お前も、もう少し自分を大事にしろ。
[ 色々とごまかし切れなくなって、最後は早口のうえ視線も泳いでいる辺りは、こちらも相変わらずの残念さだったとか* ]