[ユーリエからもらったレシピ以外にも、元々トーマスはいろんな場所に旅していたころにしった料理のレシピを古びた羊皮紙に記しており、その中には甘味も存在していたため作れないことはない。
今もカスタードプリンに、フルーツケーキ、青梨のパイ、水饅頭に、ミルク餅]
とりあえず五種類の甘味を作ってみたが、どれがいい?
[試作品を他人に食べてもらうというのは料理人として抵抗があったが、シルキーにならと頼んで試食をしてもらったのである。]
メニューに加えれるのは手間暇を考えてこの中から三つまでだな。
[他にも料理の仕込みなどがある、悪気はないが非情かもしれない選択もシルキーにゆだねられていた。]
まあ女子会のときは事前にいっておいてくれたら違うものも作れるからな。
[とはいえ特別に作る分にはその限りではない。事前にわかっていれば容易いことだ。
こうしてメニューに加わるデザートのラインナップや、実はこっそり頼んだら作ってもらえるだとかいう秘密、女子会のデザートの内容などは他の面々が知るまでシルキーの独占注文となるのであった*]