[やがて、荒れた海にランチが下ろされ、短い距離を渡ってアストラへとたどり着く。会談場所へ行けば、代将の他にウルケル海軍の者と思しき女性と、幼いころの面影を宿したままのストンプ侯がいた。] お話し中、失礼いたします。 ストンプ侯がこちらにいらっしゃると聞き及び、 陛下になり代わりましてご挨拶をと。 お久しぶりですね、ウェルシュ様。[彼の変わらぬ色の髪を見ながら頭を下げる。そういえば「ヘイゼル」も同じような色をしていたなと、ふと思った。]