[昔のことに思いを馳せていたら、ベルの話題がカークの口に上ったのだっけ。] …別に可愛いとか思ってねえし。 お前さー、俺とアイツが出会った時の話知ってるか? よりにもよって階段でコケて俺の上に降ってきたんだぞ。[初対面から世話が焼けるだろ?などと今は眠るベルの方へと視線を遣って、一瞬苦い顔をしたが振り向いたカークの方へ目を遣った時には歪めた唇の残滓が顔の上には残るだけ。]