[投じた槍は過たず艦橋を貫いたが、混戦の中にあった黙示天使は、戦艦の主が既にそこを去っていたこと>>183を知らなかった]
[次にその居場所を知らせたのは、見張り台より掛けられた声>>184]
どこまでも私を愚弄する気のようだな……。
[マスト付近が翼あるものにとって不利であることは、遠目にも見て取れた]
悪いが、私は猿の真似をする気はないのでな。
[今は異なる地へ赴いている影翼なら、或いはそのような状況を得意とするのかもしれないが。
黙示天使は誘いには乗らぬとでもいうように、ダーフィトのいる辺りへ光の槍を落とす]
さて、そなたを刺し貫くが早いか、船が壊れるのが早いか。
[己が得意とする領域からでも、船を墜とすことは出来ると自負を見せる*]